国立駅南口徒歩30秒のサンドラッグ3階の歯医者

虫歯の原因

虫歯とは、口の中の虫歯菌(ミュータンス菌)によって、歯が溶かされる病気です。
食べ物のカスが歯の表面や歯と歯の間に残っていると、4~8時間程度で白くねばねばした歯垢(プラーク)ができます。それをさらに放置していると、2日程度で今度は硬い石のような歯石に変わります。
虫歯菌はこの歯垢や歯石を住み家として増殖し、酸を出して、歯の表面のエナメル質を溶かしていきます。
しかし、初期段階ではケガが自然に直るのと同じように、歯の溶けた部分は自然に回復します。唾液がエナメル質の形成に必要なカルシウムとリン酸を補給してくれるためです。
このように、歯が自然に修復されるメカニズムを「再石灰化」といいます。
再石灰化が順調に行われていれば歯の健康は保たれますが、虫歯菌の出す酸のダメージが再石灰化のスピードを上回ってしまうと、回復が追いつかなくなります。 そうなるとエナメル質に穴が開いてしまいます。こうなるともう自然修復は不可能です。このように、虫歯菌のダメージにより、歯が溶けて元に戻らなくなってしまった状態が「虫歯」です。
虫歯を放置していると、エナメル質のさらに下の象牙質、神経まで虫歯菌に侵され、最終的には歯がなくなってしまいます。
そのため、虫歯は予防・早期発見・早期治療が非常に重要になります。

虫歯の予防法

虫歯を予防するためには、虫歯菌のダメージを上回る再石灰化が必要です。再石灰化を促進する方法としては、以下のようなものがあります。

虫歯の予防法

歯磨きをこまめに行う・歯石や歯垢を取り除く

歯磨きや歯石・歯垢除去をすることで、歯の表面に唾液がいきわたるようになり、再石灰化が促進されます。また、歯石や歯垢には虫歯菌が大量に含まれているため、取り除くことで虫歯の進行を抑制できます。
歯石除去はセルフケアでは難しいため、歯科医院での治療が必要です。

フッ素入り歯磨き粉の使用やフッ素塗布

フッ素は歯の再石灰化を促進する効果があるといわれています。フッ素入り歯磨き粉で毎日歯を磨くことで、歯の修復が進み、虫歯になりにくくなります。フッ素が長く口腔内に留まる方が効果的であるため、うがいは控えめにし、歯磨き後は飲食を控えると効果的です。
また、歯磨きだけでは奥歯や歯の裏など行き届かない箇所もありますので、定期的にフッ素塗布をするとさらに予防効果が望めます。

キシリトール入りのガムやタブレットを噛む

キシリトールは天然甘味料の一種で、歯の再石灰化を促進するだけではなく、歯垢中の酸を中和する働きがあります。ガムやタブレットを噛むことで唾液が分泌され、より再石灰化が進むという効果も期待できます。

キシリトール入りのガムやタブレットを噛む

当院の虫歯治療

一度虫歯を治療しても、また虫歯になって歯科医院に訪れる患者さんはとても多いです。なぜかというと、虫歯に一度なった人は「虫歯になる原因」を抱えているからです。原因から改善しないと、虫歯を繰り返してしまうことになります。
そのため、歯科治療は虫歯になってからではなく、そもそも虫歯にならないようにすることが重要です。虫歯を予防するための歯科治療を「予防歯科」といいます。
当院では通常の歯科治療に加え、以下のような虫歯の予防治療を提供しています。

当院の虫歯治療

汚れが付着しにくくなる

虫歯を予防するために最も重要なのは自宅での歯磨きです。しかし、歯の間や根元の部分、奥歯などは歯ブラシが届きにくく、どうしても磨き残しが出てしまいます。
歯科医院では専門の器具を使って、すみずみまでクリーニングができます。タバコやコーヒーなどによる色素沈着も除去できるため、歯の色の改善にもつながります。
※歯のクリーニングにはホワイトニング効果はありません。歯を白くしたい場合は、ホワイトニングをご利用ください。

ブラッシング指導

歯を磨く時、ゴシゴシと横磨きをしていませんか?それは正しい磨き方ではありません。歯の磨き方を間違えると、歯垢が取れないだけではなく、歯や歯茎を傷めてしまう原因にもなります。
当院では、歯科医や歯科衛生士が患者さまごとの歯磨きの癖をチェックして、正しい歯磨き法を教えます。また、デンタルフロスや歯間ブラシの適切な使い方もご説明します。

ブラッシング指導

食事指導

食事の度に口内は酸性になり、虫歯ができやすい状態になります。特に虫歯菌のエサになる甘いものをたくさん食べたり、時間を決めずに食べ続けたりしていると、虫歯になりやすくなります。
当院では、患者様の年代や食習慣に合わせて適切な食事指導を行い、食事という観点からも虫歯予防にアプローチします。

フッ素塗布

歯の表面にフッ素を塗ることで再石灰化の働きを強め、虫歯リスクを減らせます。歯科医、歯科衛生士が歯一本一本に丁寧に高濃度フッ素を塗るため、歯ブラシが届きにくい歯の虫歯予防にも役立ちます。
矯正治療中の方や小さなお子様など、歯磨きが難しい方に特に効果的な治療法です。

予防歯科のメリット

「歯科医院は虫歯になってから治しに行くところ」 「まだ悪くなっていないのに時間もお金ももったいない」 「歯科医院は怖いし痛いイメージがあるので行きたくない」 このように考えている方も多いのではないでしょうか。 しかし、予防歯科は健康面でも、また時間や費用といったコスト面でも、非常に大きなメリットがあります。

虫歯を予防できる

虫歯を予防できる

虫歯になってしまうと、治療をしても元の健康な歯には戻りません。口腔内の状態が悪いと虫歯が再発し、治療を繰り返すうちに最終的には歯が失われてしまうことになります。
虫歯を未然に防ぐことでそうした負のスパイラルを回避でき、現在だけではなく将来に渡る虫歯予防になります。

時間や費用を節約できる

時間や費用を節約できる

虫歯にもなっていないのに歯科医院にいくのはお金や時間の無駄、と思われるかもしれません。しかし、予防歯科は年に数回で済みますが、虫歯になると何度も通院しなくてはならず、かえってお金や時間がかかってしまいます。
先ほど触れた通り、虫歯予防はセルフケアだけでは限界があります。定期的にプロによるケアを受けることで、効率良く歯の健康を守ることができるのです。

体へのダメージを抑えられる

体へのダメージを抑えられる

歯が痛くなってから歯科医院にいらっしゃる患者さまも多いですが、痛みを感じるまで虫歯が進行した場合はレントゲンや麻酔の利用が不可欠となります。治療期間も長くかかるため、体へのダメージも大きくなります。
予防歯科は歯のクリーニングやフッ素塗布がメインとなり、基本的に痛みを感じることはありません。また、定期的に受診をすることで虫歯の早期発見ができるため、虫歯治療自体も短期間で簡単に済みます。結果として、痛みや体へのダメージを抑えることができるのです。

歯の健康に対する意識が深まる

歯の健康に対する意識が深まる

定期的に歯科医院に通い、食事やブラッシングの指導を受けることで、歯の健康に対する意識が深まります。普段から歯を意識した生活を行えるようになり、虫歯予防につながります。
特にお子様は小さなうちから歯科医院に通うことで、歯の健康の重要性を学び、歯磨きの習慣がつきやすくなります。

虫歯の予防は当院にお任せください

虫歯を放置していると長期的な治療が必要になり、時間や費用がかかるうえに体へのダメージも大きくなります。長期的な視点で考えると、まずは虫歯にならないようにする予防治療を受けることで、さまざまな負担を小さくできます。
虫歯になりたくない方、歯を清潔に保ちたい方、自分の歯をながく残したい方は是非一度当院までご相談ください。

虫歯の予防は当院にお任せください