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マウスピース型矯正を用いた矯正

治療について

近年のマスク生活の中で、徐々にマスク離れがみられる一方で、一年中マスクをしていても違和感がない光景になっていますね。
そんな中で、口元を自然に隠せる今が矯正治療を始められるチャンスと考えている方も多いのではないでしょうか?実際に矯正治療の需要はコロナ拡大後に急激に増えています。
矯正治療を検討されている方の中には、イメージとして『歯面のワイヤー装置が目立ちそう』
『口腔内に違和感がありそう』など治療するにあたって躊躇している方も多いかと思います。

マウスピース型矯正を用いた矯正

不安を感じたり、治療中のネガティブなイメージが連想される矯正治療ですが、治療をする事により審美的な改善以外にもメリットがあります。主な例としては、

  • 口元の改善で顔立ちが整う
  • 咬み合わせが正常になることによって、肩こりや神経痛の改善
  • 歯並びの改善によりブラッシングが行き届き虫歯になりにくくなる、歯周病が起こりにくい等色々なメリットがあり、患者様のQOL(クオリティーオブライフ)向上に繋がっていきます。

ただ、先程の矯正治療に対するネガティブなイメージをお持ちの方がいらっしゃるのも事実です。そんなイメージを払拭するのが、近年主流になりつつあるマウスピース型矯正になります。マウスピース矯正には先程のメリット以外にも、

  • ブラケットと呼ばれるワイヤーを歯に通す装置と比べ、透明なので目立ちにくい。
  • 装着するだけの簡便な装置、薄い材料のため口腔内で違和感が少ない。
  • 患者様ご自身で装置の脱着が可能なので、日常的な口腔ケアも普段通り行える。等、ワイヤーを使用する矯正に比べると精神的な負担も断然少なく、気軽に矯正治療を始められるのです。

本当にマウスピースで歯が動くの?と思われるかもしれませんが、常に最新の研究が進められており、エビデンス(科学的証拠)が確立され、ポピュラーな矯正治療になりつつあります。
材料はポリウレタン製の薄い材料を使用し、その弾力性を利用し歯に力を加えていきます。
個人差がありますが、およそ1~2週間毎に新しいアライナー(マウスピース矯正装置)を交換していき、段階的に歯を徐々に動かしていきます。
治療期間は、症例や個人差により様々ですが、基本は年単位(1年~2年半強)程度の治療期間を要します。(あくまでも目安になります。)
具体的に歯が動く原理としては、

  • 歯は歯槽骨と呼ばれる骨に支えられており、歯と歯槽骨の間に歯根膜という膜があるのですが、歯根膜が圧迫されている側【押されている側】では、破骨細胞が活性化され、微量の骨を溶かします。(骨吸収)
  • 一方、歯根膜牽引側【押している側】では、骨芽細胞(骨組織において骨形成を行う細胞)と繊維芽細胞(結合組織 を構成する細胞の1つ)が活性化され新しい骨と歯根膜で満たそうとする働きが活性化されます。
    ざっくり分かり易く説明すると、押されている側の部分は骨を溶かし歯が動いていき、押されている部分の隙間部分に新しい骨が出来て隙間を埋める、というイメージです。

現在では様々な企業のマウスピース矯正が参入していますが、当院ではマウスピース矯正のパイオニアである【インビザライン・システム】を採用しております。 このシステムは世界中で1400万人以上(2022年9月時点)の利用者と、100か国以上の歯科医師から信頼を得ているマウスピース矯正で、もっとも信頼と実績のある矯正システムであり、患者様へ提供するためにはインビザラインのライセンスを取得した歯科医師が治療を行います。世界的に信頼のあるシステムと、知識を持った歯科医師が治療をすることにより、患者様へ安心して矯正治療をご提供できます。

※歯並びや口腔内の状態によっては、マウスピース矯正の非適応の場合がございます。

治療の流れ

インビザライン矯正を始めた場合の、治療開始までの基本的な流れをご説明いたします。

相談~ヒアリング

まずは患者様のご要望のヒアリングや診査診断を行い、インビザライン矯正の適応症例かの可否診断をさせて頂きます。
また、患者様の治療に対する不安や不明点を無くし、安心して矯正治療に取り組んで頂きたいという考えのもと、ヒアリングやご説明を大事にしていきたいと考えております。治療方針などの不明点など患者様が納得していただけるまで、ご遠慮なくご質問ください。
また、この際に治療計画を作成するために、治療前の患者様の歯列の情報を採取します。
※症例によっては適応症例かの可否診断を後日にご返答させて頂く場合がございます。

シミュレーション

採取した歯列情報は、アライン・テクノロジー社(インビザラインを提供する企業)へ解析依頼をします。解析結果が歯科医師へフィードバックされ、歯牙の移動量や歯の移動後の想定イメージ(セットアップと言います)、おおよその治療期間の確認等の、詳細な治療計画を立てます。患者様の要望や症例を把握した歯科医師が、理想的な歯列となっているか確認し、場合により修正指示をアライン社へ伝え、OKであればアライナーの製作になります。治療が終了するまでのすべてのアライナーがアライン・テクノロジー社で製作されます。

アライナーを患者様へお渡し

製作が完了した後に、アライナーが当院へ納品されます。患者様は当院へご来院頂き、アライナーを患者様へお渡しし開始となります。
※患者様の症例によってアライナーの枚数は変わってきますので、全てのアライナーを患者様で管理していただくか、当院で管理するかは歯科医師の判断とさせて頂きます。
お渡しする際に、詳細なアライナーの取り扱いや注意点、脱着の仕方などを丁寧にご説明させていただきます。

アライナーを患者様へお渡し

治療の注意点

インビザライン矯正をするにあたり、注意点が何点かあります。この注意点をきちんと守って頂かないと、どんなに信頼実績のある当システムでも、治療が終わらなかったり効果が得られなくなります。まりは、患者様の協力が得られないと成り立たない治療になるのです。特に1つ目の注意点は非常に大事なものになります。

アライナーを1日最低でも20時間以上装着していただきます。

基本的にお食事の際や歯磨きの時以外は、アライナーを装着して頂きます。また、いくら装着時間を守って頂いても、アライナーがきちんとはめ込まれていないと歯が動いていく効果が得られなくなってしまいます。
おすすめはチューイーと呼ばれる、アライナーを装着する際の補助製品になります。アライナーをはめた状態でチューイー咬みこむ事により、アライナーをしっかり奥まではめ込めます。きちんとアライナーが装着出来るか不安がある場合は、当院へご相談ください。

定期的な来院

個人差がありますが、治療終了までの全ての枚数のアライナーを、場合によっては患者様へお渡しする場合もございます。(歯科医師の判断によります)1~2週間で新しいアライナーへ交換すれば良いのではなく、実際にシミュレーション通り歯は動いているか、口腔内の状況はどうか?等の判断は歯科医師の診査が必要になってきますので、定期的な来院をお願いしております。

アライナーの管理方法

アライナーをしたままお食事をされますと、変形の原因になりますので、お食事の際は基本はずして下さい。また、熱湯などにアライナーをつけますと、変形の原因になりますので、お止めください。
20時間以上の装着をお願いしておりますので、就寝時も装着は必要です。

適応外の可能性がある症例

メリットや治療の流れをお伝えしましたが、インビザライン矯正では難しい症例もございます。例としては

  • 重度の叢生(そうせい・歯がでこぼこに生えてしまっている状態)
  • 重度の上顎前突(出っ歯)や下顎前突(受け口)
  • インプラント治療を多本数行っている方

等です。※あくまで一例になります。 また、その他口腔内状況により、こちらのケース以外にも適応外のケースがありますので、まずは当院歯科医師へご相談下さい。

マウスピース型矯正の特徴やメリットをご理解いただけたでしょうか?
正しく治療に取り組んで頂ければ負担も少なく理想的な歯並びになり、気分もあがることでしょう。
素敵な笑顔と健康を手に入れるためにも、インビザライン治療を始めてみませんか?

インビザライン治療