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夏休みで乱れた生活リズムを改善しましょう!
こんにちは。JR国立駅南口30秒の歯医者、国立みんなの歯医者・矯正歯科・小児歯科・歯科口腔外科院長の三井です。国立みんなの歯医者も9/1で開院半年を迎えました。地域の皆様に安心して歯科診療を受けていただけるように、これからも研鑽に努めてまいりますのでよろしくお願い致します。
今日は9月1日新学期も始まるということで、「口腔内ケア」の方法を復習していきましょう!ついつい歯磨きをサボったり、甘いものを食べすぎたりしていませんか?夏休み中は、生活習慣や食生活が乱れることも多くむし歯や歯周病が進行しやすい期間です。夏休み明け早めに一度チェックをし虫歯や歯周病の予防を行いましょう!
一番重要なのは歯磨きです!
口腔内を健康に保つために一番重要なのは、正しい歯磨きです!歯磨きの目的はプラーク(歯垢)を落とすことです。プラークは生きた細菌の塊で、歯と同じような乳白色をしているため注意して磨かないと磨き残してしまいます。さらに、水に溶けにくく歯の表面に付着しているため、うがいだけでは取り除くことができません。 歯磨き(機械的清掃)によって、このプラークを取り除き虫歯や歯周病などにならないようにすることが大切です。虫歯と歯周病は細菌感染症です。細菌数のコントロールをすることで発症を予防することが可能です。
いろいろな疾患がありますが、予防が可能なのは歯科だけになります。インフルエンザなどの予防接種をしてもかかる時はかかってしまいます。食生活や生活習慣を気をつけていても体調を崩してしまう時はあります。しかし、虫歯や歯周病は正しいケアをすれば予防することが可能です!これは歯科特有のことだと僕は考えています。しっかり歯を磨きプラークを取り除くことで虫歯と歯周病は予防が可能です!
保険のルールとして、、、
歯科で保険適応が可能なのは病気と診断されてからです。つまり、虫歯や歯周病、智歯周囲炎などの病名がついて適応となります。病気になって初めて保険が使えるのもどうかと思いますが、、、今の日本では予防に関する処置は保険適応外になります。(インフルエンザなどの予防接種も保険外です)しかし、予防効果のある歯ブラシ指導や歯周病の治療は保険でも可能です!定期検診も保険適応になりますので、上手にこのルールを使い負担を減らした方がお得だと思います!
<定期検診・予防を行なった場合>
ex)25歳から80歳までの55年間、毎年4回(3か月に一度)の定期検診・予防ケアを行なった場合
1年間:¥5500×4=¥2.2万
55年間:¥22000×55=¥121万
日々のメンテナンスの結果、26本の歯を残すことができた場合、6本喪失したことになります。
6番目までの歯が残っている場合、咀嚼能力に大きな影響はないというデータもあるため特別な補綴処置も必要ない場合もあります
しかし、予防を行わず複数本の抜歯に至り、咬合崩壊した場合、咬合再構成の治療費はかなり高額になってしまいます。インプラント1本あたり約45万ほどかかります。被せ物も1本10万近くかかってしまいます。
いくら良質な被せ物や治療を行ったとしても自分の歯に勝るものはありません。将来高齢になっても自分の歯で美味しく食事できることが一番の幸せ、健康への近道だと僕は思います。そのため、患者さんの歯を残すためには他院よりもかなり積極的に、自費の材料・方法を用いて保存する治療を行っております。もし自分が治療を受けるなら、もし自分の家族に治療するなら、、、常に患者さんの今のライフステージと生活環境を考慮し、ベストの選択肢を提示し、最終的に選んでいただくのは患者さんご自身になります。わからないことがあれば何度でもご説明します。この先の口腔内の健康への意識改革のきっかけに当院がなれればとても幸せです。この先も長く地域の皆様に安心して歯科診療を受けていただき、地域の口腔環境の改善維持に貢献できればと思います。
まずはやれることからコツコツと
いきなり生活習慣を改善することはかなり根気のいる作業です。ダイエットやジム、ジョギングなど始めたはいいものの習慣化させるにはかなりのモチベーションと努力が必要です。
生活習慣の改善、全身の健康管理の鍵は歯科にあります。口腔内の健康管理の意識の高い方は、全身の健康管理についてもかなり意識が高いと思います。そのためにも始めやすいことからしっかり身につけ習慣化し、慣れてきたらさらにステップアップしていければいいと思います。
1.食生活の見直し
これは食事内容の見直しではなく、食べた後の口腔内ケアの見直しです。たとえば、
・間食が多い人は回数を減らす。
・ジュースなど甘い飲み物をよく飲む人は、飲んだ後うがいやお水をなどを飲む
などの、食後の管理を見直しましょう。
間食が多い方はどうしても虫歯のリスクが高くなります。唾液の緩衝能が働きますが、口腔内が酸性に傾くためです。間食の回数を減らすのが一番有効ですが、慣れるまでは食後うがいをしたり、お茶やお水を飲むだけでも効果があります。理想は毎食後歯を磨いてください。また、砂糖の含まれるお菓子ではなくキシリトールの配合のものに、ジュースではなくお茶や無糖のものやお水に変えるだけでもかなり効果があります。
2.歯磨きの見直し
毎日行う歯磨き。少しでも効率よく磨けた方が負担も減らせると思います。ポイントさえ抑えれば、短時間でも効率よく磨くことができます。そして1日の最後はしっかり時間をとって隅々まで細かく、フロスなども使って磨くようにしましょう!毛先の向き、歯ブラシの向き、動かし方、力具合、一つでも心配な方はブラシング指導を受けましょう!
3.補助道具の使用
フロスや歯間ブラシなどもいきなり毎日毎回やらなきゃと思うとかなりプレッシャーかと思います。まずは週末だけでもいいのでしっかり汚れが取れた時のスッキリ感を実感してみてください。通すのが慣れてくると、週末だけ→毎日夜だけ→毎食後というふうに通す回数を増やしていきましょう。コンタクト部分の磨き残しがあるだけで、PCRの数値はかなり悪くなってしまいます。
僕は磨けない時間が長くなると歯の滑りやざらざら感が気になるようになってきます。また、フロスも通さないと気持ち悪い感じがしてきます。習慣化するには時間はかかりますが、この先長く健康で使う歯を守るため、ぜひ早めに身につけましょう!