国立駅南口徒歩30秒のサンドラッグ3階の歯医者

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矯正の種類について

こんにちは。JR国立駅南口30秒の歯医者、国立みんなの歯医者・矯正歯科・小児歯科・歯科口腔外科院長の三井です。今日は「矯正の種類」についてお話しします。



1.歯科矯正とは?

歯科矯正とは、歯並びをきれいに治す治療のことをいいます。しかし、ただ歯並びの美容的な見た目を改善するだけでなく、発音障害を改善することや前歯で食べ物をかみ切ること、奥歯で食べ物を噛み砕くこと、全身と咬合のバランスを調整すること、歯の清掃性を良くして歯の寿命を延ばすという予防的な効果も持ち合わせております。見た目だけでなく機能的な改善も目的の一つです。さらに、成長期の子供の場合、顎顔面の適切な成長発育を促す効果もあります。歯科矯正治療は数多くの治療効果をもちあわせる歯科治療の一分野です。

しかし矯正治療は費用面や見た目、治療期間が長期間かかるため気軽に始められないのも現実です。部活動や仕事柄なかなか矯正を始められない方も多くいらっしゃいます。矯正治療は、Drのみならず患者さんの協力が必要不可欠な治療です。一緒に頑張りましょう!

2.歯科矯正の種類について

今お話しした通り、手軽な矯正治療は存在しません。確かにマウスピース矯正の発展もあり以前よりは目立ちにくくなりましたが、それでも気軽なものではございません。最近インターネット度かでも低コストのマウスピース矯正といった記事をよく見かけます。「短期間」「低コスト」「通院なし」などの表記はトラブルにつながる場合が多いです。どの治療方法だとしても精密検査から始まり各治療方法のメリット/デメリット、治療のゴールを正しく理解し矯正治療を進めるようにしましょう。では、それぞれの矯正装置の特徴を説明していきます。

①ワイヤー矯正(頬側)

国立 歯医者 矯正

一般的な矯正のイメージです。歯の表面にブラケットと呼ばれるボタンをつけ、ワイヤーを結紮し矯正力を加えていきます。1~2ヶ月ごとのワイヤーの交換が一般的です。取り外しは本人ではできません。

<メリット>
・あらゆるケースに対応が可能
・固定式で常に矯正力がかかるため、治療効果が確実
・舌側矯正と比べて発音がしやすい

<デメリット>
・装置が目立つ
・ブラケットやワイヤーの周りが磨きにくく、ブラッシングが大変
・ワイヤー調整後、痛む場合がある
・口内炎ができやすい

国立 歯医者 矯正

最近は白いブラケットや白いワイヤーもあり、以前より目立ちにくいブラケットも選択することが可能になりました。

②ワイヤー矯正(舌側)

国立 歯医者 矯正

裏側矯正とも呼ばれます。舌側にブラケット、ワイヤーをつけて矯正力を加えていきます。表側よりかなり目立ちにくくなります。全く見えないわけではないです。1~2ヶ月ごとのワイヤーの交換が一般的です。取り外しは本人ではできません。

<メリット>
・裏側のため矯正装置が目立ちにくい
・固定性のため常に矯正力が加わる

<デメリット>
・ブラッシングがしにくい
・発音がしにくい
・噛み合わせによっては一時的に頬側にブラケットをつける期間がある
・ワイヤー調整後、痛む場合がある
・口内炎ができやすい

③マウスピース矯正

国立 歯医者 矯正

透明なマウスピースを歯に装着することで歯を動かし歯並びを整えます。透明なためほとんど目立ちません。1~2ヶ月ごとのチェック時に続きのマウスピースをお渡しします。装着していないと矯正力が加わりません。

<メリット>
・透明なマウスピースのため目立ちにくい
・取り外しが可能なためブラッシングがしやすい
・舌側矯正に比べ発音がしやすい
・金属アレルギーの心配がない
・事前にシュミレーションが可能

<デメリット>
・全く見えないわけではない
・ケースによっては適応外の場合がある(時間がかなりかかる)
・装着していないと矯正力が加わらない
・紛失や破損に注意が必要
・一時的にブラケットを併用する可能性がある
・歯の表面にアタッチメントを装着する場合がある
・歯と歯の隙間をディスキングする場合がある

最近はコロナの影響でマスクの下で矯正を始める方が増えました。特に成人矯正が増えているイメージです。もちろん3Dスキャンやマウスピース矯正の技術が発展したのもあります。では、マウスピース矯正の詳しい特徴をみていきましょう。

3.マウスピース矯正の特徴

まずマウスピース矯正の治療の流れを説明していきます。

  1. 3Dスキャン、精密検査
  2. 治療方法のシュミレーション
  3. 治療方針の決定
  4. マウスピースの装着(必要によりアタッチメントやディスキング)
  5. 定期的なチェック、進行具合の確認
  6. リテーナ
  7. メンテナンス

どんな治療であっっても精密検査、正確な診査診断、治療方針の立案、同意は必要になります。マウスピース矯正も同様です。口腔内写真やレントゲン写真の撮影や口腔内分析、口腔習癖の有無や、患者さんの協力度など検査項目は多岐にわたります。装着時間や方法が守れないと正しく歯が動いていきません。20時間以上の装着が難しい場合治療方針の変更も視野に入れましょう。

また矯正治療はケースにもおりますが治療期間が長期になる場合が多いです。通院の頻度や、引越しの可能性なども含めて治療計画を立案しましょう。当院のマウスピース矯正はインビザラインを使用しています。


歯科矯正は見た目だけでなく、機能的な改善も重要な目的です。子供だけでなく年配のかたでも多くの方に矯正治療を行っています。ご自身の歯並びに少しでも不安やコンプレックスがある方は是非一度ご相談ください。矯正専門医による無料相談も行っています。