国立駅南口徒歩30秒のサンドラッグ3階の歯医者

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口腔内の疾患についてのまとめ

こんにちは。JR国立駅南口30秒の歯医者、国立みんなの歯医者・矯正歯科・小児歯科・歯科口腔外科院長の三井です。

 これまでに虫歯、歯周病、噛み合わせについてお話ししましたので、今日はその三つの整理をしていきたいと思います。

国立 歯医者

ブログでもこの三つを先に説明したのも、お口の中の疾患を大きく、①虫歯 ②歯周病 ③咬合 の大きく3つに分けると、対策や予防方法も理解しやすいと思い順に説明しました。この先各分野についてそれぞれ詳しく症例も含めて紹介していきたいと思います。

 では、まずそれぞれの原因を整理して考えてみましょう。

原因

それぞれの主な原因をまとめると、
①虫歯の原因:Streptococcus mutans
②歯周病の原因:P.g.菌、A.a.菌、P.i.菌、B.f.菌、T.d.菌
③咬合の原因:歯列不正、ブラキシズム

 ①虫歯②歯周病の原因は、細菌感染症:風邪のように予防が可能
 ③咬合は力によるもの:怪我のようなもの(ストレッチやサポーターで管理)

 細菌感染は手洗いうがいで風邪を予防しているように、細菌の数を減らせば発症を予防できます。お口の場合、毎日のブラッシングで細菌数を減らすことが何よりも重要で効果的です。磨きにくいところや、磨き残しが多いところは、フロスや歯間ブラシなどの補助的清掃器具を用いるとさらに効果的です。普段の歯ブラシだけでは磨き落とせない部分があるので、定期的に歯科医院で綺麗にしましょう!
また。フッ素を塗布して歯の強化を行うことで虫歯の発症率は昔と比べて低くなっています。実際、小児期からの予防をしっかり行なっているおかげでお子様の虫歯率はかなり低下しており、幼い頃の虫歯菌、虫歯治療が少ないと将来的にも虫歯になりにくい環境を維持できるため、虫歯の予防がいかに重要かはみなさんにも染み付いているかと思います。

 次に、歯周病です。こちらはまだ虫歯ほどの予防効果が実感はできていないですが、昔に比べるとみなさんの意識もかなり変化してきています。電動歯ブラシやタフトブラシの普及、それらを購入をしやすい環境になり、さらにウォーターピックや歯間ブラシなどの補助的な清掃器具も利用されている方が増えました。前のブログでも伝えましたが痛みもなく進行し、歯を失う原因一位が歯周病ですのでしっかり予防していきましょう!ご自身のケアがしっかりできているか心配な方はスタッフまでご相談ください!

 最後に咬合(噛み合わせ)からくる不調和です。歯ぎしりや食いしばり、顎の痛みなどさまざまな症状が見られます。’’しっかり噛めているから何も問題ない’’、’’特に不具合は感じない’’方も多く、実際に症状が出てから通院される方も多いです。症状が出てから治療しても、改善に時間がかかってしまうのがこの咬合の不調和からくる痛みです。噛み合わせが構築されるのがだいたい12歳ころと言われ、そこから長年使い続けるうちに負担がたまり出る症状なので、改善にもそれなりの時間がかかってしまいます。自覚症状がなくても、検査をしてみると噛み合わせの不調和や筋肉の痛み、顎のズレなど、問題が見つかることが多いです。偏頭痛や肩こりなども噛み合わせから起こっていることもありますので、何か気になることや実際に症状のある方は一度検査をしてみましょう。当院では頭痛•肩こり•めまい等にお悩みの方への頭痛外来も行なっています。

ではこの頭痛外来に関して詳しく説明していきます。

国立 歯医者 頭痛外来

頭痛外来

『頭痛』は日常生活の中で誰もが一度は経験したことがある痛みだと思います。

 風邪や二日酔いなどで一時的に起こるものもありますが痛み・症状が長期間また高頻度に慢性的に起きる頭痛も少なくありません。天気の悪い日や気圧の変化でも頭痛が起こります。頭痛に悩む「頭痛持ち」の方は、日本には約3000万人(およそ4人に一人)いると言われています。

 では、頭痛でお悩みの方に一つ質問です。

 なぜ頭痛が起きるか、今まで頭痛の原因は一体何なのかを考えた事はございますか??

 頭痛の原因・メカニズムは多岐に亘ると言われてますが大きく分けると二通りに分類できます。

【原因①】

頭の中に原因がある。(脳内、脊髄系、耳、鼻、、、)

→この場合、脳神経外科や整形外科、耳鼻科が専門になります。歯科では対応が難しいです。

【原因②】

頭の外に原因がある。(頭についている筋肉)

→噛み合わせの歪みによる筋肉の痛み(偏頭痛、めまい、肩こり)

 →この場合、歯科が担当します。

 頭痛で歯科にかかるという考えはこれまでの常識には無かったと事と思われます。しかしいくら脳神経外科や整形外科などに通っても症状が一向に改善傾向をしめさない方も少なくありません。一時的に改善しても、また症状が繰り返してしまうのは、根本的な原因の改善ができていないためです。

 まず、第一に行うべき事は頭痛の原因が頭の外の問題なのかそれとも頭の中の問題なのかという鑑別診断を行い、原因をはっきりする事から治療は始まります。肩こり・めまいも同様です。型取りをしてから専用のマウスピースを装着し、症状が軽減するのであれば噛み合わせ、口腔内に原因があることが多いです。(咬合診断用のマウスピース製作には別途¥5500がかかります。)頭痛・肩こり・めまいでお悩みの方、興味がある方一度気兼ねなくスタッフにお声かけ下さい。専門のドクターが対応致します。

僕も昔、ひどい時は週に数日痛みはあり、ひどい時には吐いてしまったりと偏頭痛に悩んでいました。しかし噛み合わせを調整し、マウスピースを使い筋肉のリラックス、リハビリを行うことで症状はかなり軽減しました。ただ、噛み合わせは歯の磨耗やその日の体調などでも変化しますので定期的な検査を行なっています。被せ物詰め物を入れてからしばらく調整をしていない方は、一度検査してみましょう。
国立のみなさんの口腔領域の疾患の悩みが少しでも減らせればと思います。少しでも悩みがある方はぜひ一度ご相談ください。