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審美歯科治療とは?

こんにちは。JR国立駅南口30秒の歯医者、国立みんなの歯医者・矯正歯科・小児歯科・歯科口腔外科院長の三井です。今日は審美歯科についてお話しします。

目次
1.審美歯科とは?
2.治療内容は?
3.まとめ

国立 歯医者 審美

1.審美歯科治療とは

審美治療とは、歯の美しさや見た目に注目した歯科治療のことを指します。審美歯科は、歯の形や色、歯並びや噛み合わせを改善し、自然な美しさを実現するために、様々な治療法が用いられます。

一般的な審美歯科の治療には、ホワイトニング、歯の形を整えるコンポジットレジン修復セラミック修復ベニア歯列矯正などがあります。これらの治療によって、歯並びや噛み合わせが改善され、患者の自信や笑顔が向上することが期待されます。

 審美歯科の治療は、美しさだけでなく機能性や健康への配慮も重要です。例えば、歯並びが悪い場合には、咀嚼や発音などの機能にも影響があり、健康にも悪影響を与えることがあります。そのため、審美歯科の治療は、美しさと機能性、健康をバランスよく考慮したものであることが重要です。歯並びが悪いのを、健康な歯を削って被せ物で治すような治療は行いません。せっかく綺麗に治したものがすぐ壊れてしまっては意味がないです。少しでも長くお口の中で機能し残るものが真に美しい修復だと考えています。
 
美しさは、主観的なものであり、人々のそれぞれの感覚や文化、背景、価値観によっても異なります。また、外見や形、見た目だけでなく、内面的な機能や特徴、品質も含まれます。そのため、幅広い知識が必要になり、診断力•技術力も大切な項目になります。

カウンセリングを重ね、その方にあったゴールに向かって一緒に頑張りましょう!

2.治療内容について

先ほど述べたように、見た目を綺麗にする治療はいくつか種類がありますので、順に説明していきます。

(1)ホワイトニング
ホワイトニングは、歯の本来の色味を薬剤を使って白くしていく方法です。以前にお話しした、歯の表面の着色を取ることとは別になります。ホワイトニングは、歯医者で行うオフィスホワイトニングと、自宅でマウスピースで行うホームホワイトニングの2種類があります。ホワイトニングは自分の歯を白くする治療になります。被せ物や神経の治療をしている歯は白くならないため注意が必要です。また術後は一時的に染みやすく、色素も入り込みやすいので色味の強い食事にも注意が必要です。

<オフィスホワイトニングの特徴>
•専用の薬剤や器具を用いて歯科医院で行う
•強力な薬剤を扱うため、1回でも白さを実感しやすい
•一回の治療時間が60〜90分と長い
•白くなるのが早い分、後戻りも早い
•術後一時的にしみる症状が出やすい

<ホームホワイトニングの特徴>
•自宅で自分でマウスピースにジェルを入れて装着する
•白くなるのに時間がかかるが、白さが長持ちしやすい
•自分のペースで行える(TVを見ながらや、勉強中、家事の最中など)

白くなるスピード、自然な艶、費用も違うため事前に患者さんにあった方法を提案させていただきます。オフィスホワイトニングで白くし、その白さをホームホワイトニングで維持しながらさらに白くしていくデュアルホワイトニングが一番おすすめです。
ホワイトニングで白さを実感するまでは、時間がかかる方もいます。また歯肉炎や歯周病の方は、先に歯周病治療を行わないとホワイトニングが難しい、効果が出にくい方もいます。結婚式や成人式などの決まっているイベントがある方は、期間に余裕を持って受診ください。

(2)コンポジットレジン修復
コンポジットレジン修復(CR修復)は、歯の欠損の修復に際して、レジンと無機質フィラーの複合材料であるコンポジットレジンを充填するもので、材料強度や接着システムの進化により現在広く臨床応用がされています。

 大きな特徴として、従来の合金を詰める方法では、虫歯ではない健康な部分も大幅に削る必要がありましたが、CR修復では、悪くなったところだけを除去し、直接埋めて固めるため、歯を削る量をとても少なくすることができることです。【MI修復:ミニマルインターベンション(Minimal Intervention)】といい、必要最小限の侵襲で、出来るだけ歯を削らず、出来るだけ神経を取らず、生まれもった歯を出来るだけ残して、歯の寿命を長くすることをコンセプトとしています。その日のうちに治療が完了するのも大きな特徴です。しかし、噛み合わせが強い歯や、範囲が広すぎる場合治療の適応ではないため注意が必要です。その場合、次で説明するセラミック修復が選択になります。

(3)セラミック修復
 セラミックとは、一般に無機物質を原料として熱処理によって得られる陶磁器、窯業製品の事を言います。歯科で用いられるセラミックも無機質を原料とし熱処理され作られます。近年、このセラミックの製造の研究開発が進み、歯科用CAD/CAM (Computer aided design/Computer aided manufacturing milling)などの技術も導入されてより優れた強度と耐久性のセラミックが製造できるようになりました。また、セラミックと歯質を接着させる技術も向上したことでセラミック修復の信頼度が高まり、現在の臨床においてセラミックの占める割合が大きく向上しました。

従来のセラミックと比較し自然な白さ•透明感が再現できるようになり、また強度もかなりましたため、ブリッジなどの被せ物もメタルフリー対応することが可能になりました。セラミックにも種類があるため、一人一人の口腔内に合わせたセラミックを提案させていただきます。

セラミック強度と接着能力の向上により、ベニア治療も可能になりました。歯牙の切削量がクラウンと比較してかなり抑えることが可能です。また、エナメル質との接着が一番接着力が高いため、適切に接着したセラミックはエナメル質の裏打ちも重なり強度が増します。矮小歯(生まれつき本来の形より小さい歯)などは、ほとんど削らずにベニアを接着することも可能な場合があります。この後話す、矯正との連携も重要です。セラミック治療は一般的に3回ほど回数がかかります。

(4)歯列矯正
歯列矯正は、歯並びを改善し見た目だけでなく機能的にも美しい口腔内を作る方法になります。ワイヤーを使った矯正から、舌側(裏側)矯正、マウスピース矯正など種類方法も多くあります。また期間も長くかかってしまうため、患者さんの協力も必要になります。症例にもよりますが一般的に2年〜3年ほどかかります。矯正治療中は歯磨きがやりにくくなるため、ご自身でのケアと、定期的な歯科医院でのクリーニングをお勧めします。せっかく歯並びを直したのに、矯正装置を外すと虫歯ができている方も多くいます。自分の歯の健康的な色と形が、やはり一番審美的です。少しでも健康な歯を多く、長く残すためには、矯正治療をされた方がいい方もたくさんいます。少しでも気になる方は、矯正専門医による無料相談も行なってます!

3.まとめ

審美治療にも多くの選択肢があります。一人一人の口腔内、ライフステージにあったプランを提案します。そのためには口腔内の審査診断が重要になります。もちろんその後の定期的なメンテナンスも必須になります。より健康的で、より綺麗な口腔内で笑顔あふれる生活のため口腔内の環境を一度見直しましょう!