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スポーツと歯科の関わり
こんにちは。JR国立駅南口30秒の歯医者、国立みんなの歯医者・矯正歯科・小児歯科・歯科口腔外科院長の三井です。
みなさんスポーツ観戦は好きですか?声を出しての応援も解禁となり、楽しいイベントが戻ってきましたね!そこで今日はスポーツと歯科の関係についてお話しします。ボクシングやラグビーなどのコンタクトスポーツのみならず、テニスやゴルフなどのノンコンタクトスポーツ、さらにはヨガなどのスポーツにも、歯科•口腔領域の健康が与える効果は大きいです。最大限の実力を発揮するために、口腔ケアはとても重要です。お口を怪我から守る、大事な試合に備えるためのお口の健康管理についてお話しします。
【目次】
1.マウスピースについて
2.口腔内の健康管理について
3.最大限の実力を発揮するために
1.マウスピースのついて
まずは、スポーツ中の怪我の予防のためのマウスピースから説明します。ボクシング選手が使っているのが一般的かなと思いますが、最近ではサッカーWカップの時の遠藤選手もつけていましたね!実は虫歯予防が定着した現在、青少年が前歯を失う理由の多くは、むし歯よりスポーツ中の転倒などで起こる前歯の怪我の方が多いのです。特にサッカーや野球、バスケットボール、バレーボール、ラグビーなどで歯を折る怪我が多くなっています。それ以外にも、歯が抜け落ちたり、歯ぐきにめりこんだり、口の中を切ったりと、様々な怪我が起こります。
高校ラグビーの全国大会で、試合前に選手がマウスガードをつけているかチェックしているのをご存じですか?他にもマウスピースの装着が義務化されている競技はアメリカンフットボール、ボクシング、アイスホッケーや女子ラクロスなどがあり、ほかの競技への普及も急がれています。
また、歯並びが悪いと出っ張った歯がぶつかりやすく怪我のリスクが高まります。そのような場合には歯列矯正などの治療が必要になってきます。当院では、スポーツ用のマウスピースの作成も行なっています。選手の方々の安全を守り、最大限の実力を発揮できるよう、心をこめて作製にあたっています。当院にもサッカー、テニス、ボクシング、ゴルフといろんなスポーツの経験者がいますので、用途にあった相談も可能です。ご気軽に相談ください。
2.口腔内の健康管理について
大事な大会や試合前でトレーニングも激しくなり疲労も溜まると、お口の中の免疫力を下がり歯茎が腫れたり痛みが出てしまうことがあります。実際、歯茎が腫れたり痛みが出てしまいプレーできなかったり実力を発揮できなかったという悔しい思いをした話も聞きます。そうならないためにも、日々メンテナンスやお口の中のケアが必要になります。万が一痛みが出てしまった場合でも年中無休で診療していますので、応急処置も可能になります。一度ご連絡いただければと思います。
代表的な口のトラブルはむし歯や歯肉炎、親知らずの炎症です。スポーツ選手の口の中は、とてもむし歯になりやすい環境です。スポーツ選手は体つくりや体力維持のために一日の食事の回数や食べる量が多く、食べ物が口の中にある時間は通常の人の2倍と言われています。そして水分やエネルギー補給のために、糖分が含まれるスポーツドリンクを頻繁に飲むため虫歯になりやすいと言われていますです。
食事と食事のあいだには、お口の中で、唾液によってむし歯菌のだす酸が中和されたり、酸で溶けた部分を修復する歯の再石灰化が行われているのですが、食事やスポーツドリンクをとる回数が多く間隔が短いと再石灰化できずむし歯になりやすくなってしまいます。こまめに歯を磨くのが一番ですが、なかなか難しいかと思うのでキシリトールのガムを噛んだり、スポーツドリンクの後にお水を飲むだけでも虫歯予防の効果がありますのでオススメです。
3.最大限の実力を発揮するために
歯や口の疾患は痛みで集中力の低下を招くだけでなく、噛み合わせやバランスが変わったりすると、それによって筋肉が力を出し切れなくなり、スポーツパフォーマンスの低下を招くことになります。多くのアスリートにとって、歯科の役割はますます重要になってきていると思います。
先ほど説明したマウスピース作成しているスポーツメーカーもあります。マウスピースを使うことで
- 顎の関節への負担軽減
- 顎関節、頭頸部の位置が安定
- 気道の確保
などが可能になり、集中力アップ、パワーアップ、パフォーマンスの向上など 様々な効用が認められてきております。スコアUPや伸び悩んでいる方は一度ご相談ください。(一般的なマウスピースは保険適応ですが、トップアスリート向けのスポーツ専用のマウスピースは自費診療になります。)
治療回数
1日目:歯列の型取り
2日目:マウスピースの装着・調整
費用
保険適応:4000くらい
自費診療:仕様やタイプにより異なります。詳しくはスタッフまでご相談ください。
最近では、筋トレやウエイトトレーニングをされる方も増えています。かなりの負荷が歯牙に加わり、歯が欠けたり摩耗してしまうのを予防するためにもマウスピースは効果的です。ただ、マウスピースの装着が体質的に合わない方もいらっしゃいます。そのような方は他の方法(例:ボトックスによる筋肉の作用を弱める)もありますので、おっしゃってください。
当院は、スポーツをされるかたのお口の中の環境改善、管理にも全力を注いでいます!よろしくお願いいたします。