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インビザラインはどれくらいかかる?治療期間の目安とスムーズに進める方法
こんにちは。東京都国立市、JR中央本線「国立駅」南口より徒歩1分にある歯医者「国立みんなの歯医者・矯正歯科・小児歯科・歯科口腔外科」です。
インビザラインは、透明なマウスピース型の矯正装置を使用するため、目立ちにくいというメリットがあります。「治療にはどれくらい時間がかかるのだろう?」といった疑問や不安を抱く方も多いのではないでしょうか。
この記事では、インビザライン治療にかかる期間の目安や、治療が遅れる原因、円滑に進めるための注意点について詳しく解説します。
インビザラインの治療期間の目安

インビザラインの治療期間は、一般的に3か月〜2年程度とされています。
ただし、これはあくまで平均的な目安であり、実際の治療期間は患者さま一人ひとりの歯並びや治療のゴールによって大きく異なります。
軽度の歯列不正であれば3か月〜1年ほどで終わるケースもありますが、歯並びが複雑であるほど治療に必要な期間は長くなる傾向にあります。例えば、前歯の一部だけを治療する部分矯正であれば短期間で完了しますが、全体の噛み合わせを整える全体矯正では1年半〜2年ほど必要になることも少なくありません。
インビザラインの治療期間が長くなるケース

インビザライン治療の期間は一人ひとりの歯並びや生活習慣、通院頻度などによって大きく異なり、場合によっては予定よりも長引くことがあります。ここでは、治療が長くなる代表的なケースを確認しておきましょう。
歯並びの状態が複雑なケース
治療期間に大きく影響するのが、歯並びの状態です。元々の歯並びの状態によって、治療の複雑さに差が出るためです。
例えば、歯の重なりが強い叢生や、前歯のズレなどがある場合、それを適切に改善するには時間がかかります。そのため、単純な歯並びの乱れであれば数ヶ月で治療が完了することもありますが、噛み合わせの細かな調整まで含めて治療する場合は、治療期間が長くなる傾向にあります。
ご自身の歯並びで治療期間がどのくらいかかるのかは、シミュレーションなどで確認することが可能です。
装着時間が不足しているケース
インビザライン矯正では、マウスピースを1日20〜22時間装着しなければなりません。治療計画はこれを元に立てられており、マウスピースの装着時間が不足すると想定通りに治療が進まない可能性が高くなります。
歯が移動しないだけなら、特に問題ないと感じる方もいるかもしれませんが、外食や会議・飲み会などの際に長時間外したりすると、歯が元の位置に戻ろうとする力が働くこともあります。動かした歯が元の位置に戻ってしまうと、その修正のための時間も必要になってしまいます。
交換時期を守っていないケース
インビザラインでは、1〜2週間程度で次のマウスピースに交換するよう指示されることが一般的です。自己判断で交換を遅らせたり新しいものに移行するタイミングを守らなかったりすると、治療の進行が遅れやすくなります。
また、新しいマウスピースに交換する前に浮いて装着できないような状態になると、治療計画の再調整が必要になる場合もあります。
追加の処置が必要なケース
インビザライン矯正では、アタッチメントの装着やゴムかけを行うことがあります。
アタッチメントとは、マウスピースと歯の密着性を高め、より効果的に歯を動かすために用いられます。また、ゴムかけとは、上下の歯にゴムを引っかけて、上顎・下顎を相対的に動かす処置です。
どちらも歯に効率的に力をかけて治療の効果を高める目的で使用されますが、治療途中で必要になった場合は治療期間に影響を及ぼす可能性が高いでしょう。
口腔ケアができていないケース
口腔内が不衛生な状態が続くと、虫歯や歯周病などのトラブルが起こりやすくなります。治療に影響が出て、治療期間が長くなる可能性も高くなるでしょう。虫歯や歯周病などの治療を優先する必要があり、その間は矯正治療が進まないためです。
追加のマウスピースが必要になるケース
インビザラインでは、治療中に追加のマウスピースを作製することがあります。これをリファインメントといい、主に以下のようなケースで実施されます。
- 歯が想定と異なる動きをした
- より整った歯並び・噛み合わせを目指したい
リファインメントを行うと、使用するマウスピースの枚数が増えるため治療期間も延長されることになります。
インビザラインの治療をスムーズに進めるためには

治療期間が長くなると、通院費がかかったり精神的な負担が増加したりする恐れがあります。そのため、できるだけスムーズに治療を進めたいと考える方が多いのではないでしょうか。
ここでは、インビザラインの治療をスムーズに進めるために意識しておきたいポイントを解説します。
マウスピースの装着時間を守る
インビザラインの効果を最大限に引き出すために、1日20〜22時間マウスピースを装着することが重要です。飲食時以外は、基本的にマウスピースを装着します。装着時間を守らないと、歯の移動が計画通りに進まず、治療期間が延びることが考えられます。
食後は、マウスピースを装着する前に歯磨きを徹底しましょう。外出先でどうしても歯磨きができない場合は、口をゆすぐだけでも飲食物の食べかすや汚れを取り除くことができます。
指示通りにマウスピースを交換する
インビザラインの治療では、1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換します。交換スケジュールを守らなかったり、痛みがあるから先延ばししたりすると治療が計画通りに進まないため、歯科医師の指示に従って交換してください。
虫歯や歯周病を予防する
マウスピース矯正では、歯に装置をしっかり固定するため、歯周病や虫歯になると矯正治療に支障が出る可能性があります。そのため、歯周病や虫歯を予防すること、そのほかのトラブルも予防することが大切です。
マウスピース矯正中は、マウスピースを外して歯を磨くことができます。マウスピースを取り外したら、歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシも使用し、磨き残しのないようにしましょう。
マウスピースの洗浄や口内のケアを行うことも大切です。マウスピースを洗浄する際には、水で洗い流し、歯ブラシでやさしく磨きましょう。専用クリーニング剤を使用すると、目に見える汚れだけでなく、嫌なにおいやプラークの蓄積も防げます。
定期的な通院を欠かさない
治療中は歯の動きやマウスピースの適合状態、虫歯や歯周病などのリスクがないかなどを確認するために、定期的な通院が必要です。
通院間隔は1〜2か月に1回程度で、予約をキャンセルしたり通院が遅れたりすると、その分治療の進行が遅れます。
できる限り指示通りに通院できるよう、スケジュール管理も行いましょう。
モチベーションを維持する工夫をする
長期間にわたる治療では、どうしてもモチベーションが下がる時期があります。そうした時にどうやってやる気を保つかが、治療のスムーズな進行に大きく影響します。
例えば、治療の成果を記録して写真で比較する方法があります。治療前と治療中の写真を撮影しておき、時系列で並べて目に見ることで、歯の動きを実感できます。「こんなに変わってきた」と感じられれば、治療を続けるモチベーションにつながるでしょう。
また、同じようにインビザラインで歯列矯正をしている友人や知人と進捗を報告し合うのも有効な手段です。
まとめ

インビザラインによる歯列矯正は、見た目の目立ちにくさや取り外し可能といったメリットから、多くの人に選ばれています。
しかし、治療期間は歯並びの状態やライフスタイル、通院頻度などによって大きく変わります。これから治療を始めようと考えている方は、治療の目安やスムーズに進めるコツについてもしっかり把握しておくことが大切です。
治療をスムーズに進めるには、装着時間を守る、通院を欠かさない、歯磨きを徹底するなど、自己管理が欠かせません。モチベーションを維持しながら治療を続ける工夫も効果的です。
インビザライン矯正を検討されている方は、東京都国立市、JR中央本線「国立駅」南口より徒歩1分にある歯医者「国立みんなの歯医者・矯正歯科・小児歯科・歯科口腔外科」にお気軽にご相談ください。
当院は「地元の歯医者によるプロの治療」をコンセプトに、高いレベルの歯科治療を提供しています。虫歯治療からインプラント、矯正歯科など、幅広く対応しております。




