国立駅南口徒歩30秒のサンドラッグ3階の歯医者

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虫歯予防Day

こんにちは。JR国立駅南口30秒の歯医者、国立みんなの歯医者・矯正歯科・小児歯科・歯科口腔外科院長の三井です。

本日6/4日は「虫歯予防デー」、6/4~6/10は「歯と口の健康週間」になっています。


国立 歯医者 虫歯予防デー

虫歯予防デーとは?

1928年(昭和3年)から1938年(昭和13年)まで日本歯科医師会が、「6(む)4(し)」にちなんで6月4日に「虫歯予防デー」を実施していました。また、6/4~10の期間を歯と口の健康週間とし、この週間は、歯と口の健康に関する正しい知識を国民に対して普及啓発するとともに、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図り、併せてその早期発見及び早期治療等を徹底することにより歯の寿命を延ばし、もって国民の健康の保持増進に寄与することを目的としています。厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会、日本学校歯科医会が実施している週間です。多く学校や保育園などで虫歯予防の啓蒙活動が行われます。

虫歯の知識と怖さ、対策を考え歯の大切さを再確認しましょう!

まずはじめに、虫歯は進行性の「病気」であり、自然治癒することはありません。歯の健康を保つことは、健康かつ満足度の高い人生を送るうえで重要です。歯が失われると、咀嚼力が低下したり誤嚥の原因になったりするほか、糖尿病や敗血症(細菌感染が全身に広がりさまざまな症状が出る病気)など、全身の健康に大きな影響が及ぶ場合もあるのでくれぐれも注意しましょう。

虫歯治療では、歯を削ったり神経を抜いたりして、レジンや金属などで詰め物・被せ物をします。審美治療ではセラミックを使うことで、見た目の美しい歯に整えることができます。しかし、元の健康な天然歯に比べて治療した歯は抵抗力が減少してしまうので、虫歯にならないように予防をすることが大切です。(→過去の記事

虫歯になると、口腔内だけでなく全身にも悪影響が及ぶことがあります。治療しないまま放置していると、歯が痛くなったり抜けたりするだけではなく、化膿が進んで顎の骨を破壊したり、糖尿病の悪化や敗血症、心臓・腎臓・目の病気を引き起こしたりするケースもあるので注意しましょう。

また、虫歯の影響でしっかり噛むことができなくなると胃腸に負担がかかり、栄養障害を引き起こす可能性もあります。このように、子供にとっても大人にとっても虫歯は健康に影響する怖いものです。

歯と口の健康を保つワンポイントポイント

歯と口の健康を保つためのポイントを年代別にご紹介します。

乳幼児
3歳頃に乳歯が生えそろってからの3年程度が最もむし歯になりやすい時期と言われています。しかし、幼稚園入園前の段階ではまだ1人で正しく歯磨きを行うことができないため、保護者が丁寧に磨いてあげることが大切です。幼稚園児になると、1人で歯磨きをしたがるケースがあるかもしれませんが、どうしても磨き残しが発生してしまいがちです。虫歯を予防するために、保護者が仕上げ磨きをしてあげるのが良いでしょう。1日1回でもしっかり汚れをオフできると虫歯の発生率はかなり低下します。

小学生> 
小学校に入学する時期(5〜6歳くらい)になると、乳歯の奥に「六歳臼歯」と呼ばれる永久歯が生えてきます。乳歯よりも低い位置に生えるため、歯ブラシが届きにくく、虫歯になりやすいので注意してください。また萌えてすぐの永久歯はまだ歯質が成熟していないため柔らかく虫歯の進行が早いので要注意です。この段階でも保護者が仕上げ磨きをすることをおすすめします。
なお、すべての歯が永久歯に生え変わるまでの期間(混合歯列期)は、乳歯と永久歯が混在して歯並びに凸凹があるため、歯垢がたまりやすく、虫歯になったり歯肉炎が起こったりしやすい時期です。
小学校高学年になると保護者が仕上げをするのではなく、本人に任せるケースが多くなります。食事のあとのエチケットとして、歯磨き習慣が自然なものになっていてほしい年代です。ただし、虫歯を予防するためには正しく磨けているかどうかを時々保護者がチェックするのが良いです。

<中学生・高校生
中学生以降は、自分自身で歯磨きが可能なので、保護者の目が届きにくくなります。また、部活や塾、習い事などで忙しくなると歯を磨く習慣が疎かになる場合もあり、虫歯や歯周病の罹患率が上昇する年代なので注意しましょう。
同級生たちとのコミュニケーションも多くなる時期なので、歯磨きをしっかりして口腔ケアに気を配りましょう。綺麗な歯を維持することでイキイキとした自然な笑顔で笑うことができます。歯に食べ物が詰まりやすい場合はフロスなどを使って歯間磨きをする習慣をつけましょう。また、「虫歯になりやすい」という場合は、歯科衛生士によるブラッシング指導を受けることも選択肢として検討することをおすすめします。

20代・30代
就職すると、日々仕事に追われるようになり、「歯医者に通う時間を確保できない」という悩みを抱える方も多くいます。30代になると特に歯周病の罹患率が高くなるため、適切なケアを心がけることが大切です。20代・30代の時期に歯の健康を維持できれば、歯の寿命を延ばすことにつながります。美容院で髪を整える感覚で、数ヵ月に1度くらいの頻度で歯医者で歯のメンテナンスをしてもらうと良いでしょう。

40代・50代>
40代・50代になると、虫歯や歯周病で歯を失ってしまう人が増えてきます。「歯周病の進行」「加齢に由来する歯茎の退縮」などが表れてくる時期です。
この時期の対応によって、歯の寿命が決まります。定期的に歯医者に通い、ご自身の口のなかの状態をチェックしてもらいましょう。

<60代以降>
永久歯の本数は、親知らずを除くと28本です。しかし、60代以降になると、歯周病が原因で歯が抜け落ちるケースが増加し、28本以上の状態を維持できる人が少なくなります。
この年代では、失った歯を補うために義歯を装着する方が多いかもしれません。なお、「義歯を装着したから、歯磨きはどうでも良い」ということにはなりません。口腔内の状態が良好に保たれていることが、義歯を装着するうえで大切です。適切な歯ブラシを選択し、歯間ブラシやデンタルフロス、洗口液などのセルフケアグッズも併用して、丁寧に手入れすることを心がけましょう。


今日は虫歯予防に関する情報を説明しました。過去の記事も参考にしていただければと思います。ご自身のセルフケアに自信がない方、ぜひ一度早めのご相談ください!