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マウスピース矯正で理想の歯並びを手に入れるまでの期間
こんにちは。東京都国立市、JR中央本線「国立駅」南口より徒歩1分にある歯医者「国立みんなの歯医者・矯正歯科・小児歯科・歯科口腔外科」です。
マウスピース矯正は、透明で取り外し可能な装置を使用した矯正方法です。見た目が自然で、日常生活への影響が少ないことから、多くの人に選ばれています。
しかし、「マウスピース矯正にはどれくらいの期間がかかるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。治療期間は、歯並びの状態や患者さまの年齢、治療に対する協力度などによって異なります。
この記事では、マウスピース矯正の治療期間の目安と、スムーズに治療を進めるためのポイントについて詳しく解説します。
マウスピース矯正とは

マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを使って歯を徐々に動かしていく矯正方法です。従来のワイヤー矯正とは異なり、周囲に気づかれにくく、食事や歯磨きの際には取り外せるため、日常生活への影響が少ない点が特徴です。
マウスピース矯正では、治療前に専用のソフトウェアで歯列の状態を詳細にシミュレーションします。治療計画に沿って複数のマウスピースが段階的に作成され、1〜2週間ごとに新しいものへと交換しながら歯を少しずつ動かしていきます。
マウスピース矯正が終わるまでにかかる期間

マウスピース矯正は、軽度の歯並びの乱れから重度の不正咬合まで幅広い症例に対応できるのが特徴です。
しかし、症例によって治療にかかる期間は異なります。ここでは、部分矯正と全体矯正、それぞれの治療期間の目安について解説します。
部分矯正の場合
部分矯正は、前歯部分の歯並びを改善する治療です。奥歯の移動を行わないため、噛み合わせの調整はできないことが多いです。
部分矯正の場合は、6ヵ月~1年程度が一般的です。前歯だけの軽い歯並びの乱れを治す場合は短期間で治療が終了する傾向があります。
全体矯正の場合
全体矯正は、名前のとおり歯列全体を矯正する治療です。奥歯も移動させられるので、噛み合わせを調整したり、抜歯して歯を並べるスペースを確保したりしなければならない症例にも対応できるとされています。
全体矯正の平均治療期間は、1~3年程度です。ただし、歯並びの状態や患者さまの協力度などによって治療期間は変動するため、歯科医師に確認しましょう。
マウスピース矯正の期間に影響を与える要因

マウスピース矯正の治療期間は、患者さま一人ひとりの口腔内の状態や生活習慣によって大きく異なります。また、治療中に起こる些細なトラブルや行動の積み重ねが、思わぬ遅延を招くこともあります。
ここでは、マウスピース矯正の期間に影響を与える要因を確認しておきましょう。
歯の動きやすさ
矯正効果は、患者さま本人の歯の動きやすさに左右されます。例えば、年齢が若い場合、顎の骨が柔軟で代謝が良いため、歯が動きやすいです。
一方、年齢が高くなると、顎の骨が硬くなりやすく、歯の移動スピードが低下する傾向があります。そのため、若年層の方が治療期間が短くなることが多いです。
さらに、歯の生え方の向きや、歯列の乱れの程度も、治療期間に関係します。例えば、歯が大きくねじれている場合や、歯列の乱れが重度の場合は、治療が難航して期間が延びやすくなります。
マウスピースの装着時間
マウスピース矯正では、アライナー(マウスピース)を1日20〜22時間装着することが推奨されています。基本的に1〜2週間で新しいアライナーに交換して治療を進めますが、装着時間が不足すると歯の移動がスムーズに行われず、治療期間が延びる原因となります。
アライナーの装着を忘れやすい方や、装着がしっかりできているか不安な方は、スマートフォンのアプリやタイマー機能を使って装着時間を記録して確認しましょう。
マウスピースの破損・紛失
マウスピースは薄くて透明な素材でできているため、落としたり踏んだりすると簡単に変形・破損します。破損・紛失が発生すると、一時的に治療が中断されることが多く、その分治療期間が延びる可能性があります。
そのため、マウスピースは丁寧に扱うことが大切なのです。
歯周病や虫歯などのトラブルの発生
矯正治療中に歯周病や虫歯などのトラブルが発生すると、治療が中断される可能性があります。特に、歯周病が進行すると、歯の動きを妨げることがあります。そのため、日々のセルフケアをしっかり行い、口腔内の健康を保ちながら治療を進める必要があります。
マウスピース矯正をスムーズに進めるポイント

ここで、マウスピース矯正をスムーズに進めるためのポイントもご紹介します。
装着時間をしっかりと守る
マウスピースは1日20時間以上装着するのが基本です。装着時間が足りないと治療効果が出にくく、計画通りに歯が動かない可能性があります。食事や歯磨きの時以外は、基本的に装着を続けると考えるようにしましょう。
例えば、食事や歯磨きが終わったらすぐに装着する、ルーティンに組み込んで習慣化するなどを意識してください。
特に、就寝前に装着を忘れると、就寝中の8時間程度マウスピースを装着しないことになってしまいます。食後や歯磨きの後、寝る前などにマウスピースを装着できているか確認する習慣を身につけ、装着時間を守るようにしましょう。
マウスピースの交換時期を守る
マウスピース矯正では、1〜2週間に1回の頻度で新しいマウスピースに交換して治療を進めていきます。1枚のマウスピースで移動させられる歯の距離は最大0.25mmほどで、同じマウスピースを長く装着し続けてもそれ以上歯が移動することはありません。
そのため、歯科医師に指示されたタイミングで次のマウスピースに交換しなければ、治療が進まないといえます。交換時期を調整することもありますが、自己判断では対応せず、歯科医師の指示にしたがってマウスピースの交換を行いましょう。
マウスピースの管理を丁寧に行う
マウスピースを清潔な状態に保つことは、虫歯や歯周病の予防だけでなく、装置自体の劣化を防ぐうえでも重要です。使用後は流水でやさしく洗い、専用の洗浄剤を使って除菌しましょう。熱湯での洗浄は変形を招くため避けてください。
また、外出時にマウスピースを取り外した際は、紙ナプキンなどに包んで捨てることのないよう、専用のケースに保管する習慣をつけましょう。マウスピースを失くすなどのトラブルを防ぎ、常に清潔な状態で使用できます。
定期的な通院を欠かさない
治療計画どおりに歯が動いているか、アライナーは破損していないかなど、定期通院は治療の進行状況を確認する大切な機会です。通院頻度は2~3か月に1回程度が一般的ですが、歯科医師に指示された頻度で受診するようにしてください。
食事を工夫する
マウスピースは食事の際には必ず外す必要があるため、食事のたびに外して再装着する手間が発生します。頻繁に外すことになると、装着時間が不足して治療が進まないため、食事の回数やタイミングを見直すことが求められます。
また、食後には必ず歯みがきをしてからマウスピースを装着する必要があります。歯みがきを怠るとマウスピース内で細菌が繁殖し、虫歯や歯周病になるリスクが高まるため注意が必要です。
モチベーションを維持する工夫をする
長期に渡る矯正治療では、途中で「もういいかな」と感じる瞬間が訪れることもあるでしょう。そうした時のために、写真を定期的に撮って治療の経過を可視化したり、ゴールの美しい笑顔を想像したりする工夫が大切です。
また、家族や友人に経過を報告して励まし合うのも良いでしょう。
まとめ

マウスピース矯正は、透明で目立ちにくく、取り外し可能なことから、多くの人に支持されている矯正方法です。治療の目的である歯並びを整えるまでにかかる期間は、症例によって異なります。そのため、歯科医師に確認して治療計画をしっかりと把握することが大切です。
また、マウスピース矯正の治療期間は、装着時間の管理や定期的な通院、セルフケアなどによってスムーズに進められます。快適に治療を進め、美しい歯並びを手に入れるためにも、日々の生活習慣を見直しましょう。
マウスピース矯正を検討されている方は、東京都国立市、JR中央本線「国立駅」南口より徒歩1分にある歯医者「国立みんなの歯医者・矯正歯科・小児歯科・歯科口腔外科」にお気軽にご相談ください。
当院は「地元の歯医者によるプロの治療」をコンセプトに、高いレベルの歯科治療を提供しています。虫歯治療からインプラント、矯正歯科など、幅広く対応しております。




